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心地よい団地リノベーションをするには
住まいの心地よさを決める要素は主に3つあると思います。1つは明るさ。自然光や基礎照明などがそれにあたります。2つ目は風通しの良さ。これは湿気やカビなどにも関係してきます。3つ目は音。広くは外界からの音(騒音)。その他に、あとから演出できる香りや間接照明などで心地よさを挙げることが出来ます。
ここでは団地におけるこれらの関係性をお話ししていきたいと思います。もともと団地は日本の高度成長期に住まいの問題を解決する手段として開発されてきました。初期の頃の団地はリノベーションをしても現代の生活に合わせるのはむつかしい。ただ1970年代以降の団地はゾーニングから考え込まれ敷地内に緑も多く、建物毎の間隔も広くまた日当たりも考慮された向きや間取りの設計がなされています。外観こそ古めかしい団地ですが生活環境そのものは現在のマンションより良いものが多く見受けられます。内装やキッチンなどの住宅設備を更新すれば、心地よい生活を送るのに最高の環境が整っているとも言えます。
①明るさ
明るさは光によって作られます。その源は自然光であったり照明です。その強弱をつけるのに自然光であればカーテンや ブラインドなど用います。照明であれば調光スイッチやシェードなどで調整していきます。強弱以外では色などで変化をつけます。やわらかい電球色であったり作業に適した蛍光灯色。またその中間の昼白色。用途や趣向によって使い分けていきます。もう一つ明るさを決める要素に天井や壁、床の色があります。これも用途や趣向により変えます。
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